The AI Technical Reference
Re Reference AI
AI・LLM・機械学習領域の一次情報を集約した技術リファレンス
カテゴリ
用語
LLM
大規模言語モデル / Large Language Model
大量のテキストコーパスで学習し、言語を予測・生成するニューラルネットワーク
Transformer
注意機構(Attention)ベースの系列モデリング用ニューラルネットワークアーキテクチャ
RAG
検索拡張生成 / Retrieval-Augmented Generation
検索(Retrieval)と生成モデルを組み合わせ、外部知識に基づいて出力を根拠づける手法
ファインチューニング
事前学習済みモデルを追加学習し、特定タスクやドメインへ適応させる手法
ニューラルネットワーク
Neural Network / NN
生物の神経回路を模した数理モデルで、層状に接続したノード間の重み付き信号伝播により学習する
コーパス
Corpus / テキストコーパス
言語モデルの学習・分析に使われる、構造化されたテキストデータの集合
RNN
Recurrent Neural Network / 再帰型ニューラルネットワーク
隠れ状態を介して過去の情報を保持しながら系列データを逐次処理するニューラルネットワーク
NLP
Natural Language Processing / 自然言語処理
コンピュータに人間の言語を理解・生成・分析させるための技術分野
深層学習
Deep Learning / DL / ディープラーニング
多数の層を持つニューラルネットワークを用いてデータから高次の特徴表現を自動学習する機械学習手法
Attention
注意機構 / Attention Mechanism
入力系列の各要素に動的な重みを割り当て、関連度の高い部分に着目して処理するニューラルネットワークの機構
GPU
Graphics Processing Unit / グラフィックス処理装置
大量の演算を並列処理できる専用プロセッサで、深層学習の学習・推論を支える計算基盤
CUDA
Compute Unified Device Architecture
NVIDIA製GPU上で汎用並列計算を行うための並列計算プラットフォーム・プログラミングモデル
PyTorch
動的計算グラフとPython親和性の高いAPIを特徴とする、オープンソースの機械学習フレームワーク
ハルシネーション
Hallucination
LLMが事実に基づかない内容を、もっともらしく生成してしまう現象
トークン
Token
LLMなど自然言語処理モデルがテキストを入出力する際に扱う最小の処理単位
CNN
Convolutional Neural Network / 畳み込みニューラルネットワーク
畳み込み演算により画像などグリッド状データの局所的な特徴を検出するニューラルネットワーク
LSTM
Long Short-Term Memory / 長短期記憶
ゲート機構とセル状態により長期依存の学習を改善したゲート付き再帰型ニューラルネットワーク
LoRA
Low-Rank Adaptation
低ランク行列の追加学習により、事前学習済みモデルを効率的にファインチューニングする手法
BERT
Bidirectional Encoder Representations from Transformers
文中の前後の文脈を双方向に参照して単語表現を学習する、Transformerエンコーダベースの事前学習済み言語モデル
転移学習
Transfer Learning
あるタスク・ドメインで学習したモデルの知識を、別の関連タスク・ドメインへ再利用する機械学習の手法
SLM
Small Language Model / 小規模言語モデル
数億〜数十億パラメータ程度の、軽量で特定用途に最適化された言語モデル
コンテキストウィンドウ
Context Window
LLMが一度の推論で参照できる入力・出力トークンの合計量の上限
Embedding
埋め込み / 埋め込みベクトル
テキストなどのデータを、意味的な近さを反映した高次元の実数ベクトルへ変換した表現
プロンプト
Prompt
LLMに入力する指示・質問・文脈などのテキスト
プロンプトエンジニアリング
Prompt Engineering
LLMから望む出力を引き出すために、プロンプトの書き方を設計・改善する手法
システムプロンプト
System Prompt
会話の冒頭でLLMに与える、応答全体の振る舞いや役割を規定する特別な指示
Chain-of-Thought
CoT / 思考の連鎖
最終的な答えに至る過程を段階的に言語化させることで、LLMの推論精度を高めるプロンプティング手法
推論モデル
Reasoning Model
出力前に長い内部推論過程を生成し、複雑な問題の精度を高めるよう最適化されたLLM
Temperature
温度パラメータ
LLMの出力トークン選択のランダム性を調整する、確率分布のサンプリングパラメータ
Top-p
Nucleus Sampling / 核サンプリング
累積確率が閾値 p に達するまでの上位トークン群だけからサンプリングする、核サンプリング手法
Top-k
Top-k Sampling
確率が高い上位 k 個のトークンのみを候補に絞ってサンプリングする手法
Seed
乱数シード
乱数生成の初期値。同じ値を指定することでLLMの出力サンプリング結果を再現できる
アライメント
Alignment
LLMの出力を人間の意図・価値観・安全基準に沿わせるための研究・技術分野
RLHF
Reinforcement Learning from Human Feedback / 人間のフィードバックに基づく強化学習
人間による応答の選好評価を報酬信号として、強化学習でLLMの応答を人間の意図に近づける手法
知識蒸留
Knowledge Distillation / 蒸留 / 教師-生徒学習
大規模な教師モデルの出力を模倣させることで、小規模な生徒モデルへ知識を移す学習手法
量子化
Quantization
モデルの重みや計算を低ビット精度の数値表現に変換し、モデルサイズと推論コストを削減する手法
MoE
Mixture of Experts / 専門家混合
入力ごとに一部の専門家サブネットワークだけを選択的に使う、スパースなニューラルネットワークアーキテクチャ
KVキャッシュ
KV Cache / Key-Value Cache
自己回帰生成において、過去のKey・ValueベクトルをGPUメモリに保持し再利用する推論最適化の仕組み
ベクトルデータベース
Vector Database
埋め込みベクトルを高速に類似検索できるよう設計されたデータベース
埋め込みモデル
Embedding Model
テキストや画像などを埋め込みベクトルへ変換する専用のニューラルネットワークモデル
チャンク
Chunk
RAGなどで文書を検索・処理しやすい単位に分割した、テキストの断片
チャンキング
Chunking / チャンク分割
長い文書を、検索や埋め込み生成に適した大きさのチャンクへ分割する処理
セマンティック検索
Semantic Search / 意味検索 / ベクトル検索 / Vector Search
キーワードの一致ではなく、埋め込みベクトルによる意味的な類似度に基づいて検索する手法
ハイブリッド検索
Hybrid Search
セマンティック検索とキーワード検索を組み合わせ、双方の長所を活かす検索手法
BM25
Okapi BM25
単語の出現頻度と文書長を考慮してスコアリングする、キーワードベースの検索アルゴリズム
リランカー
Reranker / Re-ranking
初期検索で取得した候補群を、より高精度なモデルで並べ替える2段階目の検索コンポーネント
メタデータフィルタ
Metadata Filter / メタデータフィルタリング
文書に付随するメタデータの条件でベクトル検索の対象を絞り込む仕組み
AIエージェント
AI Agent / エージェント
LLMを中核に、周囲の状況を認識し計画を立てツールを使って自律的にタスクを遂行するシステム
エージェンティックAI
Agentic AI
単発の応答生成ではなく、自律的な計画・行動・ツール利用を通じてタスクを遂行するAI設計の潮流
ツールコーリング
Tool Calling / ツール呼び出し
LLMが外部の関数・API・ツールを呼び出し、その実行結果を応答に反映する仕組み
ファンクションコーリング
Function Calling / 関数呼び出し
LLMに外部関数の呼び出し内容を構造化データとして出力させる、OpenAIが導入したツール連携の仕組み
MCP
Model Context Protocol
LLMアプリケーションと外部のツール・データソースを標準化された方法で接続するオープンプロトコル
A2A
Agent2Agent Protocol / Agent-to-Agent
異なるベンダー・フレームワークで構築されたAIエージェント同士が連携するための標準プロトコル
マルチエージェント
Multi-Agent System / マルチエージェントシステム
複数のAIエージェントが役割を分担し、協調・連携しながらタスクを遂行するアーキテクチャ
プランナー
Planner
与えられた目標を、実行可能なサブタスクの手順へ分解するエージェントの構成要素
エグゼキューター
Executor / 実行系
プランナーが立てた計画に基づき、実際のツール呼び出しや行動を担うエージェントの構成要素
エージェントメモリ
Memory / メモリ
AIエージェントが過去のやり取りや学習内容を保持し、後続の判断に活用する仕組み
リフレクション
Reflection / 自己内省
LLMが自身の出力を振り返り、批判・評価したうえで応答を改善する反復的な手法
ワークフロー
Workflow / エージェントワークフロー / AI Workflow
あらかじめ定義された固定の手順に沿ってLLMやツールを呼び出す、定型的な処理の流れ
自律型エージェント
Autonomous Agent
人の介在を最小限に抑え、目標達成まで自ら判断・行動を継続する自律性の高いAIエージェント
推論
Inference
学習済みモデルへ入力を与え、出力を計算する処理
デコーディング
Decoding / デコード
モデルが計算した確率分布から、次に出力するトークンを実際に選び取る処理
投機的デコーディング
Speculative Decoding
小規模な下書きモデルに複数トークンを先に生成させ、本体モデルで一括検証し生成を高速化する手法
ビームサーチ
Beam Search
複数の候補系列を並行して保持・評価しながら、より高い確率の系列全体を探索するデコーディング手法
ストリーミング
Streaming
LLMが生成したトークンを、完成を待たずに逐次クライアントへ送信する応答方式
バッチ推論
Batch Inference
複数の推論リクエストをまとめて処理し、GPUの利用効率とスループットを高める手法
TPU
Tensor Processing Unit
Googleが開発した、ニューラルネットワークの行列演算に特化した専用プロセッサ
NPU
Neural Processing Unit
スマートフォンやPCなど、エッジデバイス上でニューラルネットワークの推論を効率的に処理する専用プロセッサ
GPT
Generative Pre-trained Transformer
OpenAIが開発する、デコーダのみのTransformerに基づく生成AIモデルファミリー
Claude
Anthropicが開発する、安全性とアライメントを重視した大規模言語モデルファミリー
Gemini
Google Gemini / Bard
Googleが開発する、テキスト・画像・音声等を統合的に扱うマルチモーダル大規模言語モデルファミリー
Llama
LLaMA
Metaが開発する、研究・商用利用向けに重みを公開しているオープンウェイトの大規模言語モデルファミリー
Mistral
Mistral AI
フランスのMistral AIが開発する、効率性を重視したオープンウェイトの大規模言語モデルファミリー
DeepSeek
DeepSeek AI
中国のDeepSeekが開発する、高いコスト効率と推論能力を特徴とするオープンウェイトの大規模言語モデルファミリー
Qwen
通義千問
中国のAlibaba Cloudが開発する、多言語対応を強みとするオープンウェイトの大規模言語モデルファミリー
Phi
Microsoftが開発する、高品質な学習データを重視した小規模言語モデルファミリー
Gemma
Googleが公開する、Geminiの研究成果をもとに構築された軽量なオープンウェイトモデルファミリー
vLLM
PagedAttentionによりGPUメモリを効率利用する、高スループットなオープンソースLLM推論・サービングエンジン
Ollama
コマンド1つでLLMをローカル環境にダウンロードし実行できる、オープンソースのツール
LM Studio
GUI操作でローカルLLMのダウンロード・実行・チャットができる、デスクトップアプリケーション
llama.cpp
C/C++で実装された、CPUでも動作する軽量なLLM推論ライブラリ
LangChain
LLMアプリケーションの構築を、部品の組み合わせ(チェーン)として簡単にするPython/JavaScriptフレームワーク
LangGraph
状態遷移をグラフとして定義し、複雑なマルチエージェントアプリケーションを構築するフレームワーク
Haystack
検索・質問応答システムの構築を起源とする、RAGパイプライン構築向けのオープンソースフレームワーク
CrewAI
役割を与えた複数のAIエージェントに協調してタスクを遂行させる、Pythonのマルチエージェントフレームワーク
AutoGen
複数のAIエージェントによる対話(カンバセーション)を通じてタスクを協調的に解決する、Microsoft発のフレームワーク
Dify
LLMアプリケーションをビジュアルなワークフロー画面で構築・運用できるオープンソースのLLMOpsプラットフォーム
Flowise
ノードをドラッグ&ドロップで接続し、LLMアプリケーションを視覚的に構築するオープンソースツール
n8n
LLMノードにも対応した、ノードベースで業務プロセスを自動化するワークフロー自動化ツール
Open WebUI
Ollama WebUI
OllamaやOpenAI互換APIと連携できる、セルフホスト型のオープンソースLLMチャットUI
ROCm
Radeon Open Compute
AMD GPUで汎用計算するためのオープンソースの並列計算プラットフォーム
GGUF
GPT-Generated Unified Format
量子化されたモデルの重みとメタデータを1ファイルにまとめた、llama.cpp発のモデル配布フォーマット
ONNX
Open Neural Network Exchange
異なる機械学習フレームワーク間でモデルを共通形式として扱えるようにする、オープンなモデル形式
TensorRT
NVIDIA TensorRT
NVIDIA GPU上での推論を高速化する、NVIDIA製の推論最適化SDK
FP16
半精度浮動小数点 / half precision
16ビットで数値を表現する浮動小数点フォーマット。学習・推論の高速化とメモリ削減に使われる
INT8
数値を8ビットの整数で表現する、量子化でよく用いられる数値形式
INT4
数値を4ビットの整数で表現する、LLMの大幅な軽量化に用いられる量子化精度
MMLU
Massive Multitask Language Understanding
57分野の多岐選択問題でLLMの幅広い知識と理解力を測定するベンチマーク
HumanEval
関数のdocstringからコードを生成させ、テストの合格率でLLMのコーディング能力を測るベンチマーク
SWE-bench
実際のGitHubリポジトリのIssueを解決させ、コーディングエージェントの実務能力を測るベンチマーク
Chatbot Arena
LMArena
人間の実際の投票による対戦形式で、LLM同士の相対的な性能を評価するベンチマークプラットフォーム
BLEU
Bilingual Evaluation Understudy
機械翻訳の出力と参照訳とのn-gramの一致度から翻訳品質を自動評価する指標
ROUGE
Recall-Oriented Understudy for Gisting Evaluation
生成された要約と参照要約との単語の重なりから、要約品質を自動評価する指標群
適合率
Precision
モデルが陽性と予測した事例のうち、実際に正しかった割合を示す評価指標
再現率
Recall
実際に陽性である事例のうち、モデルが正しく検出できた割合を示す評価指標
F1スコア
F1 Score / F値
適合率と再現率の調和平均により、両者をバランスよく評価する指標
プロンプトインジェクション
Prompt Injection
悪意ある指示を入力に紛れ込ませ、LLMに開発者の意図しない挙動をさせる攻撃手法
ジェイルブレイク
Jailbreak
特殊なプロンプトによってLLMに組み込まれた安全性の制約を回避させる手法
データポイズニング
Data Poisoning
学習データに悪意あるデータを混入させ、モデルの挙動を意図的に歪ませる攻撃手法
ガードレール
Guardrails
LLMアプリケーションの入出力を監視・制御し、有害な出力や情報漏洩を防ぐための仕組み
PII
Personally Identifiable Information / 個人識別情報
氏名・住所・連絡先等、個人を特定できる情報の総称
レッドチーミング
Red Teaming
攻撃者の視点でモデルやシステムの脆弱性を能動的に発見する、AIの安全性検証手法
LLMO
LLM Optimization / 大規模言語モデル最適化
ChatGPTやPerplexity等のLLMベースの検索・応答サービスに自社コンテンツが引用・言及されやすくなるよう最適化する取り組み
AIO
AI Optimization / AI最適化
検索エンジンに限らず、AIが介在する様々な情報接点で自社コンテンツが見つかりやすく・使われやすくなるよう最適化する取り組みの総称
AgentCore
Amazon Bedrock AgentCore
AWSが提供する、AIエージェントをフレームワーク・モデルを問わず安全かつスケーラブルに構築・運用するためのマネージドサービス群
Bedrock
Amazon Bedrock
AWSが提供する、複数のAIプロバイダの基盤モデルを単一APIで呼び出せるフルマネージドサービス
MLflow
機械学習の実験管理・モデル管理・デプロイをフレームワーク非依存で扱うオープンソースプラットフォーム
LLMOps
LLM Operations
LLMを組み込んだアプリケーションの開発・評価・デプロイ・運用を継続的に行うための一連のプラクティスと基盤
ループエンジニアリング
Loop Engineering
人間が都度プロンプトを打つ代わり、AIエージェントが試行・検証・修正を自律的に繰り返す「ループ」を設計する開発手法
ハーネスエンジニアリング
Harness Engineering
AIエージェントに何を見せ、何をどこまでさせ、出力をどう検証するかという「環境全体」を設計する取り組み
Few-shot
少数事例学習 / Few-shot Learning / フューショット適応
プロンプト内にタスクの入力・出力例をいくつか示すことで、追加学習なしにLLMへ望む出力形式を伝える手法
機械学習
Machine Learning / ML
明示的なルールを人手でプログラムする代わりに、データからパターンを学習し予測・判断するアルゴリズムの総称
探索木
Search Tree / Tree Search
各ノードが状態、各エッジが行動・選択を表す木構造を辿ることで、目標状態や最適解を探し出す探索手法
推移律
Transitivity
「甲が乙と関係し、乙が丙と関係するならば、甲も丙と関係する」という、関係の連鎖を保証する論理的性質
オントロジー
Ontology
ある領域における概念・属性・関係を、機械が処理できる形で形式的に定義した語彙・知識の体系
Cyc
人間が持つ常識的な知識を、述語論理の公理として大規模にエンコードすることを目指した記号主義AIの知識ベースプロジェクト
活性化関数
Activation Function
ニューロンの重み付き入力和に非線形変換を適用し、ネットワークが複雑な関数を表現できるようにする関数
隠れ層
Hidden Layer
ニューラルネットワークの入力層と出力層の間に位置し、特徴表現を段階的に変換する層
決定木
Decision Tree
データの特徴量に対する条件分岐を木構造として繰り返し、分類・回帰を予測する機械学習モデル
ランダムフォレスト
Random Forest
多数の決定木をランダムな条件下で学習させ、それらの予測を多数決・平均で統合するアンサンブル学習手法
勾配ブースティング
Gradient Boosting / GBM
弱い予測モデルを1つずつ順番に追加し、直前までの予測誤差を勾配降下法的に修正しながら精度を高めるアンサンブル学習手法
アンサンブル学習
Ensemble Learning
複数の予測モデルの出力を組み合わせることで、単体のモデルより高い予測性能を実現する機械学習の手法群
SVM
Support Vector Machine / サポートベクターマシン
クラス間のマージンを最大化する境界を見つけることで分類・回帰する機械学習モデル
ロジスティック回帰
Logistic Regression
特徴量の線形結合をシグモイド関数で確率に変換し、2値分類する統計的機械学習モデル
Encoder
エンコーダ
入力系列を、意味を圧縮した内部表現(コンテキストベクトル)へ変換するニューラルネットワークの構成要素
BPTT
Backpropagation Through Time / 通時的誤差逆伝播法
RNNを時間方向に展開した計算グラフに対して誤差逆伝播法を適用し、各時刻の重みを学習するアルゴリズム
GRU
Gated Recurrent Unit
LSTMを簡略化し、更新ゲートとリセットゲートの2つで情報の保持・忘却を制御するRNNのユニット構造
時系列データ
Time Series Data
時間の経過に沿って一定間隔または連続的に観測・記録された、順序に意味のあるデータ
Self-Attention
自己注意機構
同一の入力系列内で各要素同士の関連度を計算し、系列全体の文脈を考慮した表現を得るAttentionの一形態
Seq2Seq
Sequence-to-Sequence
入力系列を、長さの異なる別の系列へ変換するEncoder-Decoder型のニューラルネットワークアーキテクチャ
オートエンコーダ
Autoencoder / 自己符号化器
入力データを一度圧縮してから復元するよう学習させることで、データの特徴表現を教師なしで獲得するニューラルネットワーク
AlexNet
2012年のImageNet画像認識コンペティションで圧勝し、深層学習ブームの契機となった畳み込みニューラルネットワーク
YOLO
You Only Look Once
画像を1回のネットワーク推論で処理し、物体の位置と種類をリアルタイムに検出する物体検出モデル
矩形領域
Bounding Box / バウンディングボックス
物体検出タスクにおいて、画像内の対象物の位置と範囲を囲んで示す矩形の座標情報
N-gram
Nグラム
テキストを連続するN個の単語・文字の並びに区切って扱う、統計的言語モデルの基礎となる表現手法
PaLM
Pathways Language Model
Googleが開発した、Pathwaysという分散学習システムを用いて学習された大規模言語モデル
隠れマルコフモデル
Hidden Markov Model / HMM
直接観測できない状態の遷移を仮定し、観測データからその隠れた状態系列を推定する統計モデル
モンテカルロ木探索
Monte Carlo Tree Search / MCTS
ランダムなシミュレーションの結果を用いて有望な手を評価しながら探索木を成長させる探索アルゴリズム
マルチモーダル
Multimodal
テキスト・画像・音声・動画等、複数の種類(モダリティ)のデータを組み合わせて扱うAIの性質・手法
エッジAI
Edge AI
クラウド上のサーバーではなく、スマートフォンやIoT機器等の端末上でAIモデルを推論する仕組み
誤差逆伝播法
Backpropagation / バックプロパゲーション
出力の誤差を出力層から入力層へ逆向きに伝播させ、各重みの勾配を効率的に計算するニューラルネットワークの学習アルゴリズム
勾配降下法
Gradient Descent
損失関数の勾配の逆方向へパラメータを少しずつ更新し、損失を最小化する最適化アルゴリズム
過学習
Overfitting
モデルが学習データの細部やノイズまで過剰に適合し、未知のデータに対する予測性能が低下する現象
ドロップアウト
Dropout
学習時にニューロンの一部をランダムに無効化し、過学習を抑制するニューラルネットワークの正則化手法
損失関数
Loss Function / 誤差関数 / 目的関数
モデルの予測と正解とのずれを数値化し、学習の最適化目標とする関数
学習率
Learning Rate
勾配降下法においてパラメータを1回の更新でどれだけ動かすかを決めるハイパーパラメータ
Softmax関数
Softmax / ソフトマックス関数
実数値のベクトルを、合計1の確率分布へ変換する活性化関数
Word2Vec
単語の周辺文脈から、意味的な類似性を反映した低次元の分散表現(単語埋め込み)を学習する手法
TF-IDF
Term Frequency-Inverse Document Frequency
単語の出現頻度と、その単語が多くの文書に共通して現れるかどうかを掛け合わせ、文書における単語の重要度を測る統計的手法
Byte Pair Encoding
BPE / バイトペアエンコーディング
頻出する文字・部分文字列のペアを繰り返し統合し、語彙を構築するサブワード分割アルゴリズム
スケーリング則
Scaling Laws
モデルサイズ・データ量・計算量を増やすほど、損失が予測可能な形でべき乗則的に改善するという経験則
創発的能力
Emergent Abilities
モデル規模がある閾値を超えたときに、小規模モデルには見られなかった能力が急激に現れる現象
破滅的忘却
Catastrophic Forgetting / カタストロフィック忘却
新しいタスクを追加学習した際に、以前学習していたタスクの性能が大きく低下してしまう現象
拡散モデル
Diffusion Model
データに徐々にノイズを加える過程を学習し、その逆過程をたどってノイズから新しいデータを生成するモデル
GAN
Generative Adversarial Network / 敵対的生成ネットワーク
偽物を作る生成器と、本物・偽物を見分ける識別器を競わせながら学習させる生成モデルの枠組み
VAE
Variational Autoencoder / 変分オートエンコーダ
データを確率分布として潜在空間へ圧縮し、そこからのサンプリングで新しいデータを生成できるオートエンコーダ
RoPE
Rotary Position Embedding / 回転位置埋め込み
クエリ・キーベクトルを位置に応じて回転させることで、Transformerに相対的な位置情報を組み込む位置エンコーディング手法
State Space Model
SSM / 状態空間モデル
系列データを連続的な状態変数の遷移として捉え、系列長に対して線形の計算量で処理できるモデルアーキテクチャ
残差接続
Residual Connection / Skip Connection / スキップ接続
層の入力を出力へ直接加算することで、非常に深いニューラルネットワークでも学習を安定させる接続構造
Layer Normalization
LayerNorm / 層正規化
各サンプルの特徴量方向に平均と分散を揃えることで、ニューラルネットワークの学習を安定させる正規化手法
GraphRAG
グラフRAG
文書群から抽出したエンティティ・関係のナレッジグラフを介して検索・生成するRAGの発展形
Agentic RAG
エージェンティックRAG
検索・生成の各ステップをAIエージェントが自律的に計画・実行・検証しながら進めるRAGの設計パターン
DPO
Direct Preference Optimization / 直接選好最適化
報酬モデルを別途学習せず、人間の選好データから直接LLMの方策を最適化するアライメント手法
指示チューニング
Instruction Tuning
多様なタスクを指示文と模範応答のペアとして学習させ、LLMの指示追従能力を高めるファインチューニング手法
Constitutional AI
CAI / 憲法的AI
人間があらかじめ定めた原則(憲法)に基づき、AI自身に自分の応答を評価・修正させてアライメントするAnthropic発の手法
Structured Output
構造化出力 / JSON Mode
LLMの出力を、あらかじめ定義したJSONスキーマなど決まったデータ構造に厳密に従わせる機能
プロンプトキャッシュ
Prompt Caching / Context Caching
プロンプトの共通部分をサーバー側でキャッシュし、繰り返し送信時のレイテンシとコストを削減する仕組み
合成データ
Synthetic Data
実データの代わりに、モデルやシミュレーションによって人工的に生成される学習用データ
ReAct
Reasoning and Acting
推論の過程とツールを使った行動を交互に繰り返しながらタスクを解決させるプロンプティング手法
Computer Use
コンピュータ操作
AIがスクリーンショットを見ながらマウス・キーボード操作をし、人間と同じようにコンピュータ画面を直接操作する機能
Human-in-the-Loop
HITL / 人間参加型
AIの判断や行動の過程に人間の確認・承認を組み込み、誤りや意図しない結果を防ぐ設計パターン
オーケストレーター
Orchestrator / Orchestration / オーケストレータ / オーケストレーション
複数のAIエージェントやツールへタスクを振り分け、全体の進行を統括する管理役のコンポーネント
LLM-as-a-Judge
LLMジャッジ
人間による評価の代わりに、別のLLMに応答の品質を採点・比較させる評価手法
Perplexity
パープレキシティ / 困惑度
言語モデルが次のトークンをどれだけ的確に予測できているかを示す、確率に基づく評価指標
GSM8K
Grade School Math 8K
小学校レベルの算数文章題8,500問で、LLMの多段階推論能力を測定するベンチマーク
Needle in a Haystack
NIAH / 干し草の中の針
長いコンテキストの中に埋め込んだ短い一文をLLMが正確に検索・想起できるかを測るテスト
Triton Inference Server
Triton
NVIDIAが提供する、複数のフレームワークで学習したモデルを統一的にデプロイ・実行できるオープンソースの推論サーバー
Ray
Pythonの並列・分散処理を簡単に書けるようにする、機械学習ワークロード向けのオープンソース分散実行フレームワーク
Hugging Face
HF
学習済みモデル・データセット・ライブラリを公開・共有するオープンソースのAIコミュニティプラットフォーム
LLM Gateway
LLMゲートウェイ
複数のLLMプロバイダへのAPI呼び出しを単一の窓口に集約し、ルーティング・認証・コスト管理などを一元化するミドルウェア
FlashAttention
GPUのメモリ階層を意識した計算順序により、通常のAttentionと同じ結果を高速かつ省メモリに計算するアルゴリズム
GQA
Grouped-Query Attention
複数のクエリヘッドをいくつかのグループに分け、グループ内でキー・バリューヘッドを共有するAttentionの構造
MQA
Multi-Query Attention
全てのクエリヘッドが単一のキー・バリューヘッドを共有し、KVキャッシュを最小限に抑えるAttentionの構造
Sliding Window Attention
スライディングウィンドウAttention
各トークンが固定サイズの近傍ウィンドウ内のみを参照することで、計算量を系列長に対して線形に抑えるAttentionの手法
Mixture-of-Depths
MoD
各トークンごとに処理へ使う層の数を動的に決め、計算量を必要最小限に絞るTransformerの設計
Zero-shot
ゼロショット
タスクの例を1つも示さず、指示文だけでLLMに未知のタスクをこなさせる手法
Self-Consistency
自己整合性
同じ問題に対する複数の推論過程をサンプリングし、多数決で最終的な答えを決めるプロンプティング手法
Tree of Thought
ToT / 思考の木
推論の途中経過を木構造の分岐として展開し、評価しながら有望な経路を探索するプロンプティング手法
Self-Instruct
LLM自身に指示・応答のペアを生成させ、指示チューニング用データセットを合成する手法
プロンプトチェイニング
Prompt Chaining
1つの複雑なタスクを複数のプロンプトに分割し、前段の出力を次段の入力として順につなげていく手法
RAFT
Retrieval-Augmented Fine-Tuning
検索した正解文書と無関係な文書(ディストラクタ)を含めてファインチューニングし、RAG利用時の頑健性を高める手法
HNSW
Hierarchical Navigable Small World
階層構造を持つグラフを辿ることで、高次元ベクトルの近似最近傍探索を高速に行うアルゴリズム
Faiss
Facebook AI Similarity Search
Meta(旧Facebook)が開発した、高次元ベクトルの類似検索・クラスタリング向けオープンソースライブラリ
コサイン類似度
Cosine Similarity
2つのベクトルがなす角度の近さから、意味的な類似度を測る指標
Grok
イーロン・マスク率いるxAIが開発する、X(旧Twitter)との統合を特徴とする大規模言語モデルファミリー
Cohere
Command R
カナダのCohereが開発する、企業向けRAG・検索用途に強みを持つLLM・埋め込みモデルファミリー
Stable Diffusion
Stability AIが公開した、オープンウェイトの拡散モデルベースによるテキストから画像を生成するモデル
Whisper
OpenAIが公開した、多言語対応のオープンソース音声認識(ASR)モデル
CLIP
Contrastive Language-Image Pre-training
画像とテキストを同じ埋め込み空間へ対応づけ、両者の意味的な近さを比較できるようにするOpenAIのマルチモーダルモデル
TruthfulQA
誤った通説や俗説に迎合せず、真実に基づいた回答をLLMが返せるかを測るベンチマーク
HellaSwag
状況説明に続く最も自然な文の続きを4択から選ばせ、常識的な推論力を測るベンチマーク
MT-Bench
Multi-Turn Bench
複数ターンにわたる会話でのLLMの応答品質を、強力な別のLLMに採点させて評価するベンチマーク
Eloレーティング
Elo Rating
対戦結果の勝敗から、相対的な強さを1つの数値で表すレーティングシステム
Batch Normalization
バッチ正規化
ミニバッチ単位で各層の出力を平均0・分散1に正規化し、深層学習の学習を安定させる手法
勾配消失問題
Vanishing Gradient Problem
深いニューラルネットワークで誤差逆伝播をする際、浅い層へ伝わる勾配が極端に小さくなり学習が進まなくなる問題
Adam
Adam Optimizer / Adaptive Moment Estimation
勾配の1次・2次モーメントを推定し、パラメータごとに学習率を自動調整する適応的最適化アルゴリズム
Q学習
Q-Learning
状態と行動の組み合わせの価値(Q値)を試行錯誤を通じて学習する、強化学習の代表的な手法
モデル抽出攻撃
Model Extraction Attack / Model Stealing
APIへの大量の問い合わせと応答の観察から、対象モデルの挙動を模倣する代替モデルを構築する攻撃
電子透かし
Watermarking / AIウォーターマーク
生成テキストの単語選択に統計的な偏りを埋め込み、AI生成コンテンツかどうかを後から検出可能にする技術
バックドア攻撃
Backdoor Attack / トロイの木馬攻撃
学習データに特定のトリガーを仕込み、そのトリガーが入力に含まれたときだけモデルに異常な挙動をさせる攻撃
サンドボックス化
Sandboxing
AIエージェントのコード実行やツール利用を、隔離された安全な環境内に限定する仕組み
Code Interpreter
Advanced Data Analysis / コードインタープリタ
LLMがコードを生成し、その場で実行して結果を確認しながら回答を組み立てる機能
Browser Use
ブラウザ操作エージェント / Browser Agent
AIエージェントがWebブラウザを直接操作し、Webサイト上のタスクを自律的にこなす技術
強化学習
Reinforcement Learning / RL
エージェントが環境との試行錯誤を通じて、報酬を最大化する行動を学習する機械学習の枠組み
事前学習
Pre-training / Pretraining
大規模データから汎用的な知識や表現をあらかじめ学習させ、下流タスクの土台を作る学習段階
VLM
Vision-Language Model / 視覚言語モデル / VLM(Vision Language Model)
画像と言語を同時に理解し、画像に関する質問応答や説明生成ができるマルチモーダルモデル
OpenTelemetry
OTel
アプリケーションのトレース・メトリクス・ログを収集するためのベンダー中立なオブザーバビリティ標準
ロングコンテキスト
Long Context / Long-Context LLM
非常に長い入力を一度に処理し、その内容を精度良く活用できるLLMの能力、およびそれを実現するための技術群
コンテキストエンジニアリング
Context Engineering
限られたコンテキストウィンドウ内でLLMやエージェントが最大の性能を発揮できるよう、渡す情報全体(指示・例・ツール定義・検索結果・記憶等)を設計する実践
Diffusion LLM
拡散型LLM / Diffusion Language Model
自己回帰的に1トークンずつ生成するのでなく、ノイズ除去過程を繰り返してテキストを並列生成するLLM
AI IDE
AI統合開発環境
コード補完だけでなく、複数ファイルの編集やエージェント機能をエディタに統合したAI搭載の統合開発環境
コーディングエージェント
Coding Agent
コードの生成だけでなく、実行・テスト・修正までを自律的に繰り返しソフトウェア開発タスクをこなすAIエージェント
Model Router
モデルルーター / LLMルーター
リクエストの内容や要求される品質・コストに応じて、複数のLLMから最適なモデルを自動的に選択して振り分ける仕組み
ローカルLLM
Local LLM
クラウドAPIを介さず、自分のPCやオンプレミス環境で実行するLLMの運用形態
テスト時スケーリング
Test-time Scaling / Test-time Compute / 推論時スケーリング
学習済みモデルの推論時に計算量を追加投入し、思考の長文化や複数候補の生成・選別によって回答品質を高めるアプローチ
GRPO
Group Relative Policy Optimization / グループ相対方策最適化
価値関数モデルを使わず、同一プロンプトから生成した複数出力のグループ内比較で優位性を計算する、LLM向けの強化学習アルゴリズム
RLVR
Reinforcement Learning with Verifiable Rewards / 検証可能報酬による強化学習
学習済みの報酬モデルの代わりに、数学の正誤判定やテストの合否など機械的に検証できる報酬を使ってLLMを強化学習する手法
世界モデル
World Model / World Models
環境のダイナミクスを学習し、行動の結果を内部でシミュレートできるようにするモデル
フィジカルAI
Physical AI
ロボットや自動運転車など、物理世界を知覚し行動する機械に組み込まれるAI
Deep Research
ディープリサーチ
エージェントが多数のWeb情報源を反復的に検索・閲覧し、出典付きの調査レポートを自動生成する機能の総称
バイブコーディング
Vibe Coding
自然言語で意図を伝え、生成されたコードの詳細を検証せずAIとの対話を繰り返して開発を進めるスタイル
仕様駆動開発
Spec-Driven Development / SDD / スペック駆動開発
実装前に要件・設計・タスクを仕様書として明文化し、それをコーディングエージェントへの入力としてコードを生成する開発手法
サブエージェント
Subagent / Sub-agent
親エージェントがタスクの一部を委譲するために起動する、独立したコンテキストを持つ子エージェント
llms.txt
llms-full.txt
WebサイトのルートにMarkdown形式で置き、LLMにサイトの概要と主要コンテンツを伝える提案仕様
ソブリンAI
Sovereign AI / 主権AI
自国のデータ・インフラ・人材を用いて、国家が自律的にAI能力を構築・管理するという考え方
AGI
Artificial General Intelligence / 汎用人工知能
特定のタスクに限定されず、人間が行える幅広い知的タスクを人間と同等以上に遂行できるAIの概念
生成AI
Generative AI / ジェネレーティブAI
テキスト・画像・音声・動画・コードなどの新しいコンテンツを生成できるAIの総称
基盤モデル
Foundation Model / ファウンデーションモデル
大量のデータで事前学習され、ファインチューニングやプロンプトによって幅広いタスクへ適応できる汎用モデル
フロンティアモデル
Frontier Model / フロンティアAI
その時点で最も高い能力を持つ一群の基盤モデルを指す、主に安全性・政策の文脈で使われる言葉
Sora
OpenAI Sora
OpenAIが開発する、テキストから動画を生成するAIモデル
Veo
Google Veo
Google DeepMindが開発する、テキストや画像から音声付きの動画を生成するAIモデル
Midjourney
ミッドジャーニー
芸術的な画風に強みを持つ、テキストから画像を生成するサブスクリプション型AIサービス
FLUX
FLUX.1 / Flux
Stable Diffusionの元開発メンバーが設立したBlack Forest Labsによる画像生成AIモデルのシリーズ
NotebookLM
ノートブックLM
アップロードした資料だけを情報源として質問応答・要約・音声解説ができる、GoogleのAIリサーチアシスタント
Kimi
Kimi K2 / Moonshot AI Kimi
中国のMoonshot AIが開発するLLMシリーズ。オープンウェイトの大規模MoEモデルKimi K2で注目された
SAM
Segment Anything Model / Segment Anything
点やボックスの指示だけで画像内の任意の物体を切り出せる、Metaのセグメンテーション基盤モデル
AlphaFold
アルファフォールド
アミノ酸配列からタンパク質の立体構造を予測する、Google DeepMindのAIモデル
AlphaGo
アルファ碁
深層学習とモンテカルロ木探索を組み合わせ、囲碁で人間のトップ棋士に初めて勝利したGoogle DeepMindのAI
VLA
Vision-Language-Action / VLAモデル
視覚と言語の理解に行動の生成を統合し、カメラ映像と自然言語の指示からロボットの動作を出力する基盤モデル
動画生成AI
Text-to-Video / テキスト動画生成
テキストや画像などの指示から動画を生成するAI技術の総称
音声合成
TTS / Text-to-Speech / Speech Synthesis / テキスト読み上げ
テキストから人間の音声を生成する技術。ニューラル方式の登場で自然さが向上した
Mamba
Selective State Space Model
選択的状態空間モデルに基づき、系列長に線形の計算量で長い系列を処理できるアーキテクチャ
ViT
Vision Transformer / ビジョントランスフォーマー
画像をパッチの系列に分割してTransformerで処理する画像認識アーキテクチャ
U-Net
ユーネット
縮小と拡大の経路をスキップ接続でつないだU字型のネットワーク。セグメンテーションと拡散モデルで標準的な構成
Decoder
デコーダ / デコーダオンリー
内部表現から出力系列を生成する側のネットワーク。デコーダのみを積んだ構成が現在のLLMの主流
MLA
Multi-head Latent Attention / マルチヘッド潜在注意
キーとバリューを低ランクの潜在ベクトルへ圧縮して保持し、KVキャッシュを削減する注意機構
位置エンコーディング
Positional Encoding / 位置埋め込み
語順を区別できない自己注意機構へ、トークンの位置情報を与える仕組み
In-Context Learning
ICL / 文脈内学習 / コンテキスト内学習 / コンテクスト内学習
重みを更新せず、プロンプト内の例示や指示だけから新しいタスクの解き方を捉えて実行するLLMの能力
自己教師あり学習
Self-Supervised Learning / SSL
人手のラベルを使わず、データ自体から擬似的な正解を作って学習する方式。LLMの事前学習の基盤
対照学習
Contrastive Learning / コントラスティブ学習 / 対比学習
似たデータの表現を近づけ、異なるデータの表現を遠ざけるように埋め込みを学習する方式
連合学習
Federated Learning / フェデレーテッドラーニング
データを1か所に集めず、端末や組織ごとの学習結果だけを集約して共有モデルを作る分散学習方式
PEFT
Parameter-Efficient Fine-Tuning / パラメータ効率的ファインチューニング
モデルの大部分を凍結し、少数のパラメータだけを学習してファインチューニングする手法の総称
QLoRA
Quantized LoRA
ベースモデルを4bitに量子化して凍結し、その上にLoRAを載せて学習するメモリ効率の高いファインチューニング手法
RLAIF
Reinforcement Learning from AI Feedback / AIフィードバックによる強化学習
人間の代わりにAIモデルが出力を評価し、そのフィードバックでモデルを強化学習する手法
報酬モデル
Reward Model / RM
LLMの出力の良し悪しをスコアとして予測し、強化学習の審判役を担うモデル
報酬ハッキング
Reward Hacking / 報酬の過剰最適化
エージェントが意図した目的を達成せず、報酬関数の欠陥や抜け穴を突いて報酬だけを最大化する現象
ポストトレーニング
Post-training / 事後学習
事前学習を終えたモデルへ行う、指示チューニング・選好学習・強化学習などの追加学習の総称
モデルマージ
Model Merging / モデル融合
複数の学習済みモデルの重みを演算で合成し、追加学習なしで新しいモデルを作る手法
グロッキング
Grokking
過学習の後も学習を続けると、あるタイミングで突然汎化が起きる現象
データ拡張
Data Augmentation
既存の学習データへ変換を加えて多様性を増やし、モデルの汎化性能を高める技術
トークナイゼーション
Tokenization / トークン化 / トークナイザー
テキストをモデルが扱う最小単位であるトークンの列へ分割する処理
ナレッジグラフ
Knowledge Graph / 知識グラフ
実体をノード、実体間の関係をエッジとして知識をグラフ構造で表現したデータベース
ディープフェイク
Deepfake
深層学習で人物の顔・声・動作を合成し、本物と見分けにくい偽の画像・動画・音声を作る技術とその生成物
シャドーAI
Shadow AI / シャドゥAI
組織のIT部門の承認や管理を経ずに、従業員が業務で無断利用するAIツール
AIスロップ
AI Slop / Slop
品質や正確さへの配慮なく大量生産され、WebやSNSにあふれる低品質なAI生成コンテンツを指す俗語
説明可能AI
Explainable AI / XAI
AIの判断の根拠を人間が理解できる形で提示するための技術・研究分野
メカニスティック解釈可能性
Mechanistic Interpretability / 機械論的解釈可能性
ニューラルネットワーク内部の重みや活性を解析し、モデルの内部回路・アルゴリズムの解明を目指す研究分野
EU AI法
EU AI Act / AI Act / 欧州AI規制法
AIの用途をリスクで分類して禁止や義務を定める、EUによる包括的なAI規制法
モデルカード
Model Card
機械学習モデルの用途・性能・制限・倫理的考慮事項を整理して公開する標準的なドキュメント形式
SGLang
sgl-project
RadixAttentionによる接頭辞キャッシュの再利用を特徴とする、オープンソースのLLM推論サービング基盤
Groq
GroqCloud / LPU
LLM推論に特化した独自チップLPUを開発する半導体企業と、その高速推論クラウドサービス
DeepSpeed
ZeRO
ZeROによる分散学習を中心に、大規模モデルの学習・推論を効率化するMicrosoftのオープンソースライブラリ
Weights & Biases
W&B / wandb
機械学習の実験管理を中心とするMLOpsプラットフォーム。LLM向けのトレース・評価機能も提供
GPQA
GPQA Diamond / Graduate-Level Google-Proof Q&A
検索しても解けない大学院レベルの科学問題で構成される、高難度の質問応答ベンチマーク
AIME
American Invitational Mathematics Examination
米国の数学コンテストを転用した、LLMの数学的推論能力を測る高難度ベンチマーク
ARC-AGI
Abstraction and Reasoning Corpus / ARC
少数の例示から図形パターンの変換規則を見抜く、抽象化と推論の能力を測るベンチマーク
Humanity's Last Exam
HLE / 人類最後の試験
世界中の専門家が作成した数千問の難問で構成される、フロンティアモデル向けの最高難度ベンチマーク
データ汚染
Data Contamination / ベンチマーク汚染 / データコンタミネーション
評価用ベンチマークの問題や解答が学習データへ混入し、評価スコアが実力以上に高く出てしまう問題
Codex
OpenAI Codex / Codex CLI
OpenAIが提供する、ターミナルやクラウド上で自律的にコード生成・実行・修正するコーディングエージェント
AI-DLC
AI Development Life Cycle / AI駆動開発ライフサイクル
AIエージェントを開発ライフサイクル全体(要件定義・設計・実装・テスト)に組み込む開発プロセス手法
Cursor
VS Codeをフォークし、チャットや複数ファイル編集などのAI機能をエディタに統合したAI IDE
Claude Skills
Agent Skills
特定タスク向けの指示・スクリプト・リソースをまとめ、該当タスク実行時にClaudeへ読み込ませる拡張機構
CLAUDE.md
Claude Codeがプロジェクトの規約・構成・注意点を把握するために自動で読み込む、リポジトリ直下に置くMarkdown形式の指示ファイル
AGENTS.md
OpenAI CodexやCursorなど複数のAIコーディングツールが共通して読み込める、リポジトリ向けの標準指示ファイル形式
PPO
Proximal Policy Optimization / 近接方策最適化
方策の更新幅をクリッピングで制限し安定した学習を実現する強化学習アルゴリズムで、RLHFの方策最適化段階で広く使われる
MediaPipe
顔検出・姿勢推定・手指トラッキング等のリアルタイム推論パイプラインをモバイル/Web/エッジ上に構築できるGoogleのオープンソースフレームワーク
ML Kit
ML Kit for Firebase
テキスト認識・バーコードスキャン・顔検出等の学習済みモデルをAndroid/iOSアプリへ組み込める、Googleのオンデバイス機械学習SDK
TinyML
マイクロコントローラ等の超低消費電力・低リソース組み込み機器上で機械学習モデルを動作させる技術分野
インテリジェントビジョンセンサー
Intelligent Vision Sensor / AIセンサー
撮像回路にAI推論用のプロセッサとメモリを一体化し、撮像からAI処理までをセンサー単体で完結できるイメージセンサー
スマート人感センサー
AI人感センサー
PIRやミリ波レーダー等の人感センサーにAIによる誤検知抑制・環境学習機能を組み合わせ、人の在不在を高精度に検知するセンサー
AIソフトセンサー
AI Soft Sensor / ソフトセンサー
温度・圧力等、測定容易なセンサーデータからAIが測定困難な品質・状態をリアルタイムに推定する仮想センサー技術
スマートホーム
Smart Home
IoT機器・AIスマートスピーカー等を組み合わせ、家電の遠隔操作や生活パターンの学習による自動化を実現する住宅
Ornith
Ornith-1.0
AlibabaのQwen 3.5とGoogleのGemma 4を基盤に、エージェント型コーディング向けへ強化学習で自己改善させたオープンウェイトLLMファミリー
FastMCP
PythonでMCPサーバー・クライアントを簡潔なデコレータ構文で構築できる、事実上標準のMCPフレームワーク
連続バッチ処理
Continuous Batching
生成完了したリクエストの枠へ新規リクエストを即座に詰め替え、LLM推論サーバーのスループットを高めるバッチ処理方式
RRF
Reciprocal Rank Fusion
複数の検索手法によるランキング結果を、順位の逆数の和で統合するハイブリッド検索のスコア統合手法
MTEB
Massive Text Embedding Benchmark
分類・クラスタリング・検索等の複数タスク・100以上の言語にわたり、テキスト埋め込みモデルの性能を横断的に評価するベンチマーク
PTQ
Post-Training Quantization / 学習後量子化
学習済みモデルの重みを、追加学習なしに事後的に低ビット精度へ変換する量子化手法
QAT
Quantization-Aware Training / 量子化を考慮した学習
学習段階から量子化による誤差を考慮に入れることで、低ビット化後も精度低下を抑える量子化手法
潜在拡散モデル
Latent Diffusion Model / LDM
画像そのものではなく、次元を圧縮した潜在空間上で拡散過程を行うことで計算コストを抑えた拡散モデル
Sentence-BERT
SBERT
シャム(Siamese)ネットワーク構造でBERTを微調整し、コサイン類似度で比較可能な文単位の埋め込みを高速に得られるモデル
IVF
Inverted File Index / 転置ファイルインデックス
ベクトルをあらかじめクラスタへ分割し、検索時は近いクラスタのみを探索することで近似最近傍探索を高速化するインデックス構造
ANN
Approximate Nearest Neighbor / 近似最近傍探索
厳密な最近傍探索の代わりに、多少の精度を犠牲にして高速に類似ベクトルを検索する手法の総称
Common Crawl
月次で数十億ページ規模のWebページをクロールし無償公開しているオープンなWebアーカイブで、多くのLLMの事前学習データの主要な情報源
MLM
Masked Language Model / マスク化言語モデル / マスク言語モデリング
入力トークンの一部をランダムにマスクし、その単語を周囲の文脈から予測させることで双方向の言語表現を学習する事前学習手法
GPTQ
少量のキャリブレーションデータのみで、LLMの重みを4bit程度まで高速かつ高精度に量子化するPTQ手法
AWQ
Activation-aware Weight Quantization
活性化値の分布をもとに重要な重みを特定し、その精度を保護しながら量子化するLLM向けの重み量子化手法
Claude Code
Anthropicが提供する、ターミナル上で動作する自律型コーディングエージェント
GitHub Copilot
Copilot
GitHubとMicrosoftが提供する、コード補完からチャット・自律的なコード編集までを担うAIペアプログラミングツール
Windsurf
Codeium
AIエージェント機能「Cascade」を統合したAIネイティブの統合開発環境(IDE)
Cline
Claude Dev
VS Code拡張機能として提供される、オープンソースの自律型コーディングエージェント
Aider
ターミナル上でgitと連携しながらペアプログラミングを行う、オープンソースのAIコーディングツール
Devin
Devin AI
Cognitionが開発した、タスクの計画から実装・デバッグまでを自律的に行うAIソフトウェアエンジニア
Amazon Q Developer
Amazon CodeWhisperer
AWSが提供する、コード生成からレビュー・自律的なタスク実行までを担う開発者向けAIアシスタント
Semantic Kernel
Microsoft Semantic Kernel
Microsoftが提供する、LLMを既存アプリケーションへ統合するためのオープンソースSDK。マルチエージェントのオーケストレーション機能も備える
Agent Development Kit
ADK / Google ADK
Googleが提供する、マルチエージェントシステムの構築・評価・デプロイを行うオープンソースフレームワーク
OpenAI Agents SDK
OpenAIが提供する、エージェント間のハンドオフ機能を備えた軽量なマルチエージェントフレームワーク
Pinecone
フルマネージドで提供される、ベクトル検索に特化したクラウドデータベースサービス
Weaviate
スキーマ定義とハイブリッド検索(ベクトル+キーワード)を備えたオープンソースのベクトルデータベース
Milvus
大規模なベクトルデータの分散処理に対応したオープンソースのベクトルデータベース
Qdrant
Rustで実装された、高速な検索性能とフィルタリング機能を特徴とするオープンソースのベクトルデータベース
Chroma
ChromaDB
アプリケーションに組み込みやすい、軽量なオープンソースのベクトルデータベース
pgvector
PostgreSQLにベクトル型と類似検索機能を追加する、オープンソースの拡張機能
Fable
Claude Fable 5 / Claude Fable
Anthropicが2026年6月に発表した、Claudeファミリーの中でも「Mythosクラス」に位置づけられる最上位モデル
llm-d
Kubernetes上でLLM推論を分散オーケストレーションする、vLLMをベースにしたオープンソースの推論サービングフレームワーク
AIコンパニオン
AI Companion / コンパニオンAI
日常的な会話や感情的なつながりを目的として、擬人化されたキャラクター性を持つ対話型AI
トークンマキシング
Token Maxxing
AIとのやり取りで消費するトークン量をあえて最大化し、出力品質や習熟度を高めようとする戦略
トークン消費最適化
Token Optimization
LLM利用時のAPIコストや応答レイテンシを抑えるため、消費トークン量を減らす実践全般を指す総称
グラフエンジニアリング
Graph Engineering
AIエージェントシステムを、ノードとエッジからなる明示的な実行グラフとして設計する実践
TUI
テキストユーザーインターフェース / Text-based User Interface / ターミナルUI
端末画面上の文字だけで構成する対話的なユーザーインターフェースで、コーディングエージェントの標準的な操作画面として使われる
OpenChamber
デスクトップ・ブラウザ・VS Codeを横断して使えるオープンソースのエージェント型開発環境
Cloudflare OS
Cloudflare Workers上に構築された、企業の文脈と権限管理を組み込んだオープンソースのAIエージェントワークスペース
WebMCP
Web Model Context Protocol
Webページ自身がツールをブラウザ内のAIエージェントへ公開できる、W3C Web Machine Learning Community Groupが策定中のブラウザAPI仕様
ケンタウルス状態
Centaur / ケンタウルス
人間とAIが互いの強みを持ち寄って協働し、どちらか一方の単独作業を上回る成果を生み出す状態
ROS2
Robot Operating System 2 / ROS 2
ロボットアプリケーション開発向けのオープンソースミドルウェア/フレームワーク
M5Stack
ESP32ベースの積み木型オープンソースハードウェアで、IoT機器やロボット制御のプロトタイピングに使われるモジュール群
LeRobot
Hugging Faceが開発する、模倣学習・強化学習によるロボット制御を実践的に扱うPyTorchベースのオープンソースライブラリ
OpenArm
Enacticが開発する、フルオープンソースの双腕ヒューマノイドロボットアーム。接触の多い環境での物理AI研究向けに設計されている
RentAHuman
Rent A Human
AIエージェントが実世界のタスクを人間に依頼し報酬を支払う、人間を労働力として扱うマーケットプレイス
FocoNet
複数観測点の地震波形データからTransformerで震源メカニズム(発震機構解)を推定する機械学習モデル
RPNet
2枚の画像からカメラ間の相対姿勢(回転・並進ベクトル)をEnd-to-Endで直接推定するニューラルネットワーク
Diffusion Policy
視覚観測を条件として、ロボットの行動系列を条件付き拡散モデルで生成する模倣学習の方策(ポリシー)
HG-DAgger
Human-Gated DAgger
人間の専門家が自律ポリシー実行中に危険と判断した区間のみ制御を引き取り、その介入データだけを集約して再学習する対話的模倣学習アルゴリズム
正解データ
Ground Truth / 正解ラベル
モデルの予測や生成結果を評価・学習する際に基準とする、正しいとされるデータやラベル
ResNet
Residual Network / 残差ネットワーク
スキップ接続で勾配消失を回避し、非常に深いネットワークの学習を可能にした画像認識アーキテクチャ
T5
Text-to-Text Transfer Transformer
あらゆる自然言語処理タスクをテキスト入力からテキスト出力への変換として統一的に扱うGoogleのエンコーダ・デコーダ型言語モデル
教師あり学習
Supervised Learning
入力データと正解ラベルの対応関係を学習し、未知データのラベルを予測する機械学習の基本的な枠組み
準教師あり学習
Semi-Supervised Learning / 半教師あり学習
少量のラベル付きデータと大量のラベルなしデータを組み合わせて学習する機械学習の枠組み
カリキュラム学習
Curriculum Learning / 学習順序
簡単なサンプルから難しいサンプルへと順序立てて学習させることで、学習の効率や汎化性能を高める手法
マルチタスク学習
Multi-Task Learning / MTL / タスク間共有表現
複数の関連タスクを1つのモデルで同時に学習し、タスク間で知識を共有することで汎化性能を高める手法
メタ学習
Meta-Learning / Learning to Learn / 学習の学習
複数のタスクの学習経験から、新しいタスクに素早く適応するための学習の仕方自体を学習する枠組み
連続学習
Continual Learning / 継続学習 / Lifelong Learning
新しいタスクやデータを次々と学習しながら、過去に学習した知識を破壊的に忘れないようにする学習の枠組み
逆強化学習
Inverse Reinforcement Learning / IRL
専門家の行動データから、その行動の背後にある報酬関数を推定する強化学習の枠組み
ラベル付きデータ
Labeled Data
正解ラベルが付与された学習データで、教師あり学習の基盤となるもの
分類
Classification
入力を事前に定義されたカテゴリのいずれかに割り当てる教師あり学習タスク
クラスタリング
Clustering
ラベルなしデータを類似度に基づいてグループ分けする教師なし学習手法
方策最適化
Policy Optimization
強化学習でエージェントの方策を報酬最大化に向けて直接改善する手法群
報酬関数
Reward Function
強化学習でエージェントの行動の良し悪しを数値化して与える関数
選好学習
好み学習 / 人間の好み学習 / Preference Learning
人間による選好(どちらが好ましいか)の比較データからモデルの挙動を学習する手法
汎化性能
般化能力 / 汎化能力 / Generalization
学習に使っていない未知のデータに対してモデルが適切に予測できる能力
プロトタイプネットワーク
Prototypical Networks
各クラスの代表点(プロトタイプ)との距離をもとに分類するfew-shot学習手法
擬似ラベリング
Pseudo-labeling
ラベルなしデータにモデル自身の予測を仮のラベルとして付与し学習に利用する半教師あり学習手法
一貫性正則化
Consistency Regularization
入力に摂動を加えても出力予測が一貫するようモデルを制約する半教師あり学習の正則化手法
タスク難易度
Task Difficulty
モデルにとっての学習・推論の困難さを表す指標で、カリキュラム学習の設計に用いられる概念
経験リプレイ
Experience Replay
過去の行動履歴をバッファに蓄積し再利用することで強化学習の学習効率と安定性を高める手法
SimCLR
Simple Framework for Contrastive Learning of Visual Representations
データ拡張と対照学習によって画像の表現をラベルなしで学習する自己教師あり学習フレームワーク
負例サンプリング
Negative Sampling
全ての負例ではなく一部を無作為抽出して学習コストを抑える手法
プライバシー保護学習
Privacy-preserving Learning
個人情報や機密データを保護しながらモデルを学習するための技術群
分散学習
Distributed Learning / Distributed Training
複数のデバイスやマシンで計算を分担しモデルを学習させる手法
モデル圧縮
Model Compression
推論コストやモデルサイズを削減しつつ性能をできるだけ維持する技術の総称
模倣学習
Imitation Learning
専門家(人間など)の行動デモンストレーションから直接方策を学習する手法
交差エントロピー
Cross Entropy
2つの確率分布間のずれを測る指標で、分類モデルの損失関数として広く使われる
対数尤度
Log-likelihood
モデルが観測データをどれだけよく説明できるかを対数スケールで表した指標
人間評価
Human Evaluation
自動評価指標だけでは測れないモデル出力の質を人間の判断で評価する手法
アノテーション
Annotation
学習・評価用データに正解ラベルや付加情報を人手で付与する作業
主観評価
Subjective Evaluation
評価者個人の感覚や印象に基づいてモデル出力の質を判断する評価手法
BIG-Bench
Beyond the Imitation Game Benchmark
200を超える多様なタスクでLLMの能力と限界を測る大規模協働ベンチマーク
A/Bテスト
A/B Testing
2つ以上のバリエーションをユーザーに提示し実際の反応の差を統計的に比較する評価手法
Win Rate
勝率
2つのモデル出力を比較した際にどちらがより高い頻度で選好されたかを表す評価指標
Evaluation Harmageddon
ベンチマークの汚染・飽和・再現性低下によりLLM評価の信頼性が揺らいでいる状況を指す語
RLHF Evaluation
RLHF評価
RLHFで調整したモデルが実際に人間の好みや意図に沿っているかを検証する評価プロセス
敵対的サンプル
Adversarial Example / Adversarial Examples / 敵対的入力
人間には知覚できない程度の微小な摂動を入力に加えることで、機械学習モデルに誤った予測をさせる入力データ
メンバーシップ推論攻撃
Membership Inference Attack / メンバーシップ推論 / MIA
特定のデータが対象モデルの学習データに含まれていたかどうかを、モデルの出力挙動から推定する攻撃
回避攻撃
Evasion Attack / 推論迂回 / 推論回避
推論時に入力を細工し、分類器や検知システムの判定をすり抜けさせる攻撃の総称
サイドチャネル攻撃
Side-Channel Attack
処理時間や消費電力、キャッシュの挙動など、システムの意図しない副次的な物理・実行情報からモデルや秘密情報を推定する攻撃
プロンプトハイジャック
Prompt Hijacking / ゴールハイジャッキング / Goal Hijacking
信頼できるシステムプロンプトと信頼できない外部入力を結合するアプリケーションに対し、モデルの出力を攻撃者の意図した内容へ乗っ取る攻撃
敵対的学習
Adversarial Training / 敵対的訓練
敵対的サンプルを学習データに含めてモデルを再学習させることで、そうした摂動を加えた入力に対する頑健性を高める学習手法
差分プライバシー
Differential Privacy / DP
個々のデータの有無が分析結果へ与える影響を数学的に制限し、統計分析や機械学習モデルから個人が特定されるリスクを抑える枠組み
出力フィルタリング
Output Filtering
LLMが生成したテキストをユーザーへ返す前に検査し、有害な内容や個人情報の漏洩を検知した場合にブロックまたは修正する仕組み
入力サニタイズ
Input Sanitization / 入力検証
アプリケーションが受け取るユーザー入力やデータを処理前に検証・無害化し、インジェクション攻撃など不正な入力による被害を防ぐ手法
スケーリング限界
Scaling Limits / スケーリングの壁
モデルサイズ・データ量・計算量を増やしても性能向上が鈍化・停滞する現象
推論能力の限界
Reasoning Limitations
推論モデルでも複雑な論理的・数学的推論において精度が低下し、頑健性を欠く現象
訓練-評価乖離
Train-Eval Gap / Train-Test Mismatch
学習時の性能指標と、実運用・評価時の性能とが一致しない現象
長文脈理解の限界
Long-Context Limitations / Lost in the Middle
コンテキストウィンドウが長くなるほど、入力中の情報を正確に参照・活用する精度が低下する現象
チャットボット
Chatbot / 会話ボット / 対話システム / 会話AI
テキストや音声を通じて人間と自動的に対話するソフトウェア
テキスト生成
Text Generation / 文章生成
入力された文脈や指示に基づき、自然言語のテキストを生成するタスク
画像生成
Image Generation / 画像生成AI
テキストなどの入力から新しい画像を生成する技術
コード生成
Code Generation
自然言語の指示やコード文脈からソースコードを自動生成するタスク
ボイスクローニング
Voice Cloning / 音声クローニング
数秒〜数十秒の音声サンプルから話者の声質・話し方を再現し、任意のテキストを読み上げさせる技術
自己回帰生成
Autoregressive Generation / 自己回帰的生成
直前までに生成した出力系列を条件として、次の要素を1つずつ逐次予測しながら生成する方式
マイクロサービス
Microservices / マイクロサービスアーキテクチャ
アプリケーションを独立してデプロイ・スケールできる小さなサービス群に分割するアーキテクチャスタイル
密ベクトル
Dense Vector / Dense Embedding
ほとんどの次元が0以外の値を持ち、意味的な特徴を圧縮して表現する低〜中次元の実数値ベクトル
機械翻訳
Machine Translation / MT
ある言語のテキストを別の言語のテキストへコンピュータが自動的に翻訳する技術
質問応答システム
Question Answering / QA / QAシステム
自然言語で書かれた質問に対し、文書や知識源をもとに回答を生成・抽出するシステム
テキスト要約
Text Summarization / 文書要約
長い文章の要点を保持しながら短い文章へ圧縮するタスク
感情分析
Sentiment Analysis / 評判分析 / Opinion Mining
文章に含まれる書き手の感情や評価の極性(ポジティブ・ネガティブなど)を推定するタスク
動画理解
Video Understanding / 映像理解
動画中の物体・行動・場面展開などを認識し、内容を意味的に理解するタスク
マルチモーダル対話
Multimodal Dialogue
テキストに加えて画像・音声・動画など複数のモダリティを入出力に扱う対話
異常検知
Anomaly Detection / 外れ値検知
データの中から通常のパターンから逸脱した異常なデータ点や挙動を検出するタスク
推薦システム
Recommendation System / レコメンドシステム / レコメンデーションエンジン
ユーザーの嗜好や行動履歴に基づき、関心を持ちそうなアイテムを推薦するシステム
時系列予測
Time Series Forecasting
過去から現在までの時系列データをもとに、将来の値や傾向を予測するタスク
ARIMA
AutoRegressive Integrated Moving Average / 自己回帰和分移動平均モデル
自己回帰・差分・移動平均を組み合わせて時系列データを予測する統計的モデル
バーチャルアシスタント
Virtual Assistant / AIアシスタント
音声やテキストでの対話を通じて日常のタスク実行や情報検索を代行するAIシステム
知識ベースQA
Knowledge-based Question Answering / KB-QA
ナレッジグラフ等の構造化知識ベースを情報源として質問に回答するQA手法
オープンドメインQA
Open-domain Question Answering
特定分野に限らず幅広いトピックの質問に、大規模な文書集合から回答するQA手法
ニューラル機械翻訳
Neural Machine Translation / NMT
ニューラルネットワークにより翻訳確率を学習し、文全体の文脈を踏まえた訳文を生成する機械翻訳手法
抽出型要約
Extractive Summarization
原文中の重要な文をそのまま抜き出して並べる要約手法
生成型要約
Abstractive Summarization
原文の内容を理解した上でモデルが新しい文章として要約を生成する手法
極性検出
Polarity Detection
文章に含まれる感情や評価の極性(ポジティブ・ネガティブ・ニュートラル)を判定するタスク
感情分類
Sentiment Classification
テキストを喜び・怒り・悲しみなどの感情カテゴリやポジ・ネガのラベルに分類するタスク
アクション認識
Action Recognition / 行動認識
動画中の人物の動作や行動をフレーム系列から認識するタスク
時空間特徴
Spatiotemporal Features
動画データから空間的なパターンと時間的な変化を同時に捉えた特徴表現
視覚対話
Visual Dialog / VisDial
画像を提示しながら複数ターンにわたり質問応答を行う対話タスク
マルチモーダル融合
Multimodal Fusion
複数モダリティの特徴表現を組み合わせ、単一の統合表現として扱う技術
外れ値検出
Outlier Detection
データ分布から統計的に大きく逸脱した値を検出する手法
ノベルティ検出
Novelty Detection / 新規性検出
学習データに存在しなかった未知のパターンを新規性として検出する手法
協調フィルタリング
Collaborative Filtering / CF
似た嗜好を持つ他ユーザーの行動履歴から推薦する手法
コンテンツベースフィルタリング
Content-based Filtering / コンテンツベース
アイテム自体の特徴に基づき、ユーザーが過去に好んだものと似たアイテムを推薦する手法
テンソル演算
Tensor Operation
多次元配列であるテンソルに対する加算・乗算・畳み込みなどの数値演算群。深層学習の計算基盤
プロンプトライブラリ
Prompt Library
目的別に作成・検証済みのプロンプトを蓄積し、チームや組織内で再利用できるようにした管理の仕組み
変数置換
Variable Substitution / Template Interpolation
テンプレート中のプレースホルダーを実際の値に差し替えて、動的にプロンプトや文章を組み立てる処理
プロンプトテンプレート
Prompt Template
変数部分をプレースホルダーとして残し、共通の指示や構成を再利用できる形にしたプロンプトのひな形
MLOps
Machine Learning Operations
機械学習モデルの開発・検証・デプロイ・運用を継続的かつ再現可能な形で行うための一連のプラクティス
デプロイメントパイプライン
Deployment Pipeline / CI/CDパイプライン
モデルやアプリケーションを、ビルド・検証・本番環境への配置まで自動化された一連の工程で展開する仕組み
プルーニング
Pruning / 枝刈り
出力への寄与が小さいニューロン・重み・層を削減し、モデルサイズと推論コストを下げるモデル圧縮手法
スパース化
Sparsification
パラメータや計算グラフの大部分を0または未使用にし、実質的な計算量・メモリ使用量を削減する手法の総称
重要度評価
Importance Scoring / Saliency Scoring
モデル内の重み・ニューロン・層が出力にどの程度寄与しているかを定量化し、削減対象の判断に用いる評価
データ並列
Data Parallelism
モデルの複製を複数デバイスに配置し、ミニバッチを分割して並列に学習を進める分散学習手法
モデル並列
Model Parallelism
モデル自体を複数デバイスに分割して配置し、単一デバイスのメモリに収まらない大規模モデルを学習・推論させる分散学習手法
パイプライン並列
Pipeline Parallelism
モデルの層を複数のステージに分割し、ステージ間でマイクロバッチをパイプライン状に流して並列に学習する分散学習手法
勾配チェックポインティング
Gradient Checkpointing / Activation Checkpointing
順伝播時の中間活性化の一部を保存せず、逆伝播時に再計算することでメモリ使用量を削減する学習手法
量子化認識トレーニング
Quantization-Aware Training / QAT
学習中に量子化による誤差をシミュレートし、量子化後の精度低下を抑えるよう重みを調整する学習手法
ハイパーパラメータ最適化
Hyperparameter Optimization / HPO
学習率やバッチサイズなどモデルの性能を左右するハイパーパラメータの値を自動的に探索・選定する手法
バッチ分割
Batch Splitting
1回の学習ステップで扱うバッチをデバイスのメモリに収まる小さな単位へ分割し、順次または並列に処理する手法
テンソル並列
Tensor Parallelism / テンソル並列化 / 層内並列
各層内の行列演算そのものを複数デバイスに分割して並列計算する、層内並列とも呼ばれるモデル並列の一手法
マイクロバッチ
Micro-batch / Microbatch
パイプライン並列においてミニバッチをさらに細かく分割した処理単位で、ステージ間の待機時間削減に使う
バブル最小化
Bubble Minimization / パイプラインバブル削減
パイプライン並列でデバイスが計算開始・終了時に生じる待機時間(バブル)を、スケジューリング等の工夫で削減する取り組み
メモリ効率化
Memory Efficiency
限られたGPU・デバイスメモリでより大きなモデルやバッチを学習・推論できるようにする技術群の総称
推論最適化
Inference Optimization
学習済みモデルの推論時のレイテンシ・スループット・メモリ使用量を改善するための技術群の総称
歪み最小化
Distortion Minimization
量子化などによって生じる出力の誤差(歪み)を最小化するよう、パラメータや量子化パラメータを最適化する手法
ベイズ最適化
Bayesian Optimization
過去の試行結果から目的関数を確率モデルで近似し、次に試す点を効率的に選びながら最適化するハイパーパラメータ探索手法
グリッドサーチ
Grid Search
あらかじめ指定したハイパーパラメータ候補値の全組み合わせを網羅的に試し、最良の組み合わせを探す最も基本的な探索手法
モデルモニタリング
Model Monitoring
本番環境に配置したモデルの性能・入出力分布・データドリフトなどを継続的に観測し、劣化を早期に検知する運用プラクティス
責任あるAI
Responsible AI
AIシステムの設計・開発・運用に公平性・透明性・説明責任などの倫理原則を組み込むための考え方・実践の総称
AI監査
AI Auditing / Algorithmic Audit
AIシステムのデータ・モデル・出力を体系的に検証し、バイアス・安全性・法令遵守などを評価するプロセス
敵対的テスト
Adversarial Testing
モデルを意図的に誤動作させる入力を用いて頑健性・安全性を検証するテスト手法
ペネトレーションテスト
Penetration Testing / ペンテスト
許可を得た上でシステムへの侵入・攻撃を模擬的に試み、セキュリティ上の脆弱性を発見する手法
価値学習
Value Learning
人間の価値観や選好を明示的なルールでなくデータから帰納的に学習させる、AIアライメント研究のアプローチ
AI倫理
AI Ethics
AIの開発・利用が個人や社会に与える影響を、公平性・プライバシー・説明責任などの倫理的観点から検討する学際分野
解釈可能性
Interpretability
モデルの内部構造や判断過程を人間がどの程度理解できるかを表す性質、およびそれを高めるための研究分野
AI透明性
Transparency / AI Transparency
AIシステムの仕組み・判断根拠・学習データ等を利害関係者へ開示し理解可能にする性質・取り組み
同型暗号
Homomorphic Encryption / 準同型暗号
データを暗号化したまま計算し、復号後に平文で計算した場合と同じ結果を得られる暗号方式
コンテンツモデレーション
Content Moderation
ユーザー生成コンテンツやAIの生成物から、暴力的表現やヘイトスピーチなどの有害なコンテンツを検出・排除する取り組み
アルゴリズム影響評価
Algorithmic Impact Assessment / AIA
AIシステムの導入前に、人権・公平性・社会への影響を体系的に評価する手続き
透明性レポート
Transparency Report
企業が自社サービスにおけるデータ開示要請・コンテンツ削除・AI利用状況等を定期的に公表する報告書
ステガノグラフィー
Steganography
データや画像の中に他の情報を人に気づかれない形で埋め込み隠す技術
公平性
Fairness / AIフェアネス
AIモデルの予測や判断が、性別・人種等の属性によって不当に偏らないことを求める性質・研究領域
説明責任
Accountability / AIアカウンタビリティ
AIシステムの判断やその影響について、開発者・運用者が責任を負い説明できる状態を確保する原則
ステアリング
Steering / Activation Steering / Model Steering
モデル内部の活性化を直接操作し、出力のスタイルや性質を狙った方向へ誘導する技術
AI倫理委員会
AI Ethics Board / AI Ethics Committee
組織内でAIの開発・運用に伴う倫理的リスクを審査・監督するために設置される委員会
人間中心AIデザイン
Human-Centered AI Design / HCAI
AIシステムの設計において、性能だけでなく人間のニーズ・能力・信頼を中心に据える設計思想・手法
AIリテラシー
AI Literacy
AIの仕組み・能力・限界・リスクを理解し、適切に利用・評価するために必要な知識と能力
コンテンツポリシー
Content Policy / Usage Policy
AIサービスが許可・禁止する利用方法やコンテンツの種類を定めた運用方針
制約付き生成
Constrained Generation / Constrained Decoding / 制約付きデコーディング
LLMの生成時に、文法・正規表現・スキーマ等の制約に従うトークンのみを候補とすることで出力形式を保証する技術の総称
ガイド付き生成
Guided Generation
テンプレートやプレースホルダーを用いて、LLMの生成の流れそのものを事前定義した構造に沿って進行させる技術
マルチステークホルダーガバナンス
Multi-stakeholder Governance
政府・企業・市民社会・学術機関等、多様な利害関係者が協働してAIガバナンスの意思決定に関わる統治モデル
参加型設計
Participatory Design
システムの設計プロセスに、実際の利用者や影響を受ける当事者を直接関与させる設計手法
インクルーシブデザイン
Inclusive Design
年齢・障害・文化的背景等の異なる幅広い利用者が使えることを前提に設計するデザイン手法
デジタルリテラシー
Digital Literacy
デジタル機器・サービスを適切に活用し、情報の真偽を判断・評価する能力
批判的思考
Critical Thinking
AIの出力を含む情報を鵜呑みにせず、根拠や妥当性を検証しながら評価・判断する思考態度
コミュニティ基準
Community Standards / Community Guidelines
プラットフォームの利用者コミュニティ内で許容される行動やコンテンツの範囲を定めた自主的な行動規範
Reasoning
論理的推論 / 推論能力
モデルが単純な入力→出力変換でなく、複数ステップの論理的思考を経て結論に至る能力・プロセス
Grounding
グラウンディング / 根拠付け
LLMの出力を検証可能な外部の事実情報やデータに結び付け、幻覚を抑え信頼性を高める性質・手法
Symbolic AI
記号主義AI / GOFAI / 記号的AI
知識を明示的な記号・ルールとして表現し、論理的な推論規則に基づいて処理する古典的なAIアプローチ
Neuro-symbolic AI
ニューロシンボリックAI / 神経記号統合AI
ニューラルネットワークの学習能力と、記号主義AIの論理推論・説明可能性を組み合わせるAIアプローチ
Self-correction
自己修正 / 自己訂正
LLMが自ら生成した出力の誤りを検出し、訂正する能力・アプローチ全般を指す概念
Meta-prompting
メタプロンプティング
LLM自身がタスクに適したプロンプトを設計・生成・改善する手法
エージェント間通信
Inter-agent Communication / Agent Communication
複数のAIエージェントが情報や意図をやり取りし、タスクを連携して遂行するための通信の仕組み
協力戦略
Cooperation Strategy / 協調戦略
複数のAIエージェントが目標達成のため、役割分担・情報共有・意思決定をどのように行うかを設計する方法論
ゼロショットCoT
Zero-shot Chain-of-Thought / Zero-shot CoT
推論過程の例を示すことなく「ステップバイステップで考えて」等の指示だけで段階的な推論を引き出すプロンプティング手法
演繹推論
Deductive Reasoning
一般的な前提・規則から、論理的に必然的な結論を導き出す推論の形式
帰納推論
Inductive Reasoning
個別の事例や観測データから、一般的な規則やパターンを推測する推論の形式
アブダクション
Abduction / Abductive Reasoning / 仮説形成推論
観察された事実に対して、それを最もよく説明できる仮説を推測する推論の形式
形式論理
Formal Logic
推論の妥当性を、命題の内容ではなく記号と規則による厳密な構造として扱う論理学の体系
知識表現
Knowledge Representation
AIが推論・判断に利用できる形で、知識を計算機上に表現する方法論の総称
神経論理プログラミング
Neural Logic Programming / Neural LP
知識グラフの補完などのタスクで、論理ルールをニューラルネットワークにより微分可能な形で学習する手法
微分可能推論
Differentiable Reasoning
論理的な推論の過程を、勾配降下法で最適化可能な微分可能な演算として表現するアプローチ
スパース活性化
Sparse Activation
入力ごとにネットワークの一部のパラメータ・ユニットだけを選択的に計算に使う仕組み
ルーター
Router / ゲーティングネットワーク / Gating Network / ゲーティング / Gating
MoEなどのスパースなニューラルネットワークで、入力ごとにどの専門家・ユニットへ処理を振り分けるかを決定する仕組み
プロンプト蒸留
Prompt Distillation / Context Distillation
詳細な指示・例を含むプロンプトへの応答パターンを、プロンプトなしでも再現できるようモデル自体に学習させる手法
ツール使用AI
Tool-using AI / Tool Use
LLMが外部ツールの呼び出し方自体を学習・獲得し、必要な場面で自律的にツールを活用する能力・性質
マルチモーダルLLM
Multimodal LLM / MLLM
テキストに加え画像・音声・動画など複数モダリティの入出力を単一モデルで扱える大規模言語モデル
エージェントネットワーク
Agent Network
複数のAIエージェントが相互に発見・接続し、タスクやメッセージをやり取りするネットワーク構造
フィードバック最適化
Feedback Optimization
人間や別のAIからのフィードバック(評価・報酬信号)をもとにモデルの出力を望ましい方向へ調整する学習手法の総称
レイテンシ最適化
Latency Optimization
LLMの応答速度(初回トークン生成までの時間や生成全体の所要時間)を短縮するための各種技術の総称
大規模行動クローニング
Large-scale Behavior Cloning
大量の人間の実演データを収集し、単純な教師あり学習で状態から行動へのマッピングを模倣させるロボット方策学習の手法
エコシステムAI
Ecosystem AI
単一のモデルではなく、複数のモデル・ツール・エージェントが相互接続し合うことで機能する、AI技術群全体の相互依存的な構成
相転移
Phase Transition
モデル規模が臨界点(閾値)を超えた際、性能や能力が連続的でなく急激に変化する現象を、物理学の相転移になぞらえた呼び方
GPT-4V
GPT-4 Vision / GPT-4 with Vision
GPT-4に画像入力・理解機能を追加した、OpenAIのマルチモーダルモデルバリアント
Claude Opus
Anthropicが提供するClaudeモデルファミリーの中で、最も高い性能を重視して設計された最上位モデルライン
計算効率
Computational Efficiency
同じ性能をより少ない計算量・メモリ・時間で達成できるかを表す、モデルの学習・推論における効率性の指標
軌跡学習
Trajectory Learning
エージェントが環境内で観測した状態と取った行動の時系列(軌跡)データから、方策や環境のダイナミクスを学習する手法の総称
条件付き計算
Conditional Computation
入力ごとにネットワークの一部だけを選択的に計算に使うことで、パラメータ数を増やしても計算コストを抑える設計思想
自動コンテンツ生成
Automated Content Creation
AIがブログ記事・広告文・画像などのコンテンツを自動的に生成する取り組み
個別最適化学習
Personalized Learning / Adaptive Learning
AIが学習者ごとの理解度や進捗に応じて教材・難易度を自動調整する教育手法
医療診断支援
Medical Diagnosis Assistance / Diagnostic AI
画像診断やカルテ情報の解析によって医師の診断を補助するAI技術
バーチャル試着
Virtual Try-on / VTO
AIが衣服やアクセサリーを利用者の画像・映像上に合成し試着体験を提供する技術
デジタルツイン
Digital Twin
現実の設備やプロセスをデータで再現し、シミュレーションや予測に用いる仮想モデル
インテリジェント・ドキュメント処理
Intelligent Document Processing / IDP
OCRとAIを組み合わせ、書類から情報を自動的に抽出・分類・構造化する技術
自動カスタマーサポート
Automated Customer Support
チャットボットやAIエージェントが問い合わせ対応を自動的に行う仕組み
リアルタイム翻訳
Real-time Translation / 同時翻訳
発話や文章をほぼ遅延なく別言語へ翻訳し続ける機械翻訳の応用形態