アブダクション(仮説形成推論)とは
Abduction / Abductive Reasoning / 仮説形成推論
観察された事実に対して、それを最もよく説明できる仮説を推測する推論の形式
ひとことで言うと
起きた出来事を見て、『たぶんこれが原因だろう』と一番もっともらしい説明を考える推論。
概要
アブダクション(Abduction)とは、観察された事実に対して、それを最もよく説明できる仮説を推測する推論の形式。 哲学者Charles Sanders Peirceが、演繹推論・帰納推論と並ぶ第三の推論形式として提唱した。 『芝生が濡れている』という観察に対し『雨が降った』という仮説を立てるように、確実な結論ではなく最も尤もらしい説明を導く点が特徴。 医療診断における鑑別診断や、デバッグにおける原因推定など、限られた手がかりから説明・原因を推測するタスクと親和性が高い。 演繹推論のように結論の正しさが保証されるわけではなく、後から新しい事実が判明すれば仮説が覆ることもある。
歴史
19世紀末、哲学者Charles Sanders Peirceが、演繹推論・帰納推論と並ぶ第三の推論形式としてアブダクションを提唱した。