演繹推論とは
Deductive Reasoning
一般的な前提・規則から、論理的に必然的な結論を導き出す推論の形式
ひとことで言うと
『AならばB』のような一般ルールから、個別の結論を確実に導き出す考え方。
概要
演繹推論(Deductive Reasoning)とは、一般的な前提や規則から出発し、論理的に必然的な結論を導き出す推論の形式。 『すべての人間は死ぬ』『ソクラテスは人間である』という前提から『ソクラテスは死ぬ』という結論を導くように、前提さえ正しければ結論も必ず正しいと保証される点が特徴。 Symbolic AIにおける自動定理証明やルールベースのエキスパートシステムは、演繹推論を計算機上で実装した代表例。 一方、新しい仮説や一般法則そのものを生み出すことはできず、既に与えられた前提の範囲内で結論を導く推論形式である点で、帰納推論やアブダクションとは性質が異なる。
比較
- 帰納推論 — 演繹推論が一般的な前提から必然的な結論を導くのに対し、帰納推論は個別の事例から一般的な規則を推測する
- アブダクション — アブダクションが観察された事実から最も尤もらしい説明(仮説)を推測するのに対し、演繹推論は前提から必然的に導かれる結論を得る
- Symbolic AI — Symbolic AIの自動定理証明やエキスパートシステムは、演繹推論をルール適用として計算機上で実装した代表例