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技術

マルチステークホルダーガバナンスとは

Multi-stakeholder Governance

政府・企業・市民社会・学術機関等、多様な利害関係者が協働してAIガバナンスの意思決定に関わる統治モデル

安全性ガバナンス

ひとことで言うと

AIのルール作りを、政府や企業だけでなく市民や研究者など様々な立場の人が一緒に話し合って決める仕組み。

概要

マルチステークホルダーガバナンスとは、AIの開発・利用に関するルール形成やリスク管理を、政府や企業のみで単独に決めるのではなく、市民社会・学術機関・利用者コミュニティ等、多様な利害関係者が対等な立場で協議・意思決定に参加する統治モデルを指す。 単一主体による規制や自主規制の限界(専門知識の偏り、利益相反、正当性の欠如等)を補うことを狙いとし、政策形成の透明性と実効性を高める手段として、国際機関やAIガバナンスに関する議論で採用されている。 インターネットガバナンス分野で確立されたマルチステークホルダーモデルの考え方を、AIガバナンスへ応用したものと位置づけられる。

利点

  • 多様な立場の意見を反映することで、政策・ルールの正当性と実効性を高めやすい
  • 単一主体の利害や専門知識の偏りによる意思決定の歪みを補正しやすい

欠点

  • 関係者が多いほど合意形成に時間がかかり、意思決定の迅速性を欠く場合がある
  • 参加者間の交渉力の差により、実質的な発言力に偏りが生じやすい

比較

  • AI倫理委員会AI倫理委員会は組織内部の審査機関、マルチステークホルダーガバナンスは組織の枠を超えた多様な主体による協議の枠組み

関連用語

AI倫理委員会AI倫理責任あるAI