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エージェント

Kimi Code(Kimi Code CLI)とは

Kimi Code CLI

Moonshot AIが開発する、ターミナルで動作するオープンソースのコーディングエージェント

コーディングエージェントTUIオープンソース

最終更新:

ひとことで言うと

Moonshot AIが公開している、ターミナルで動くオープンソースのAIコーディングエージェント。

概要

Kimi Codeは、中国のMoonshot AIが開発するオープンソースのターミナル型コーディングエージェント。 コマンド名はkimiで、MITライセンスで公開されており、Node.jsを事前に入れる必要がない単一バイナリとして、インストールスクリプト1行で導入できる。 コードの読み書き、シェルコマンドの実行、ファイル検索、Webページの取得、ツールの実行結果に応じた手順の判断といった作業を端末上で自律的に進める。 既定のバックエンドはMoonshot AIのKimiシリーズで、認証はKimi Code OAuthかMoonshot AIのOpen Platform APIキーで行う。互換性のある他プロバイダのモデルに差し替えることもできる。 拡張点として、MCPサーバーやスキル、データソースのマーケットプレイス、coder・explore・planのサブエージェント、ライフサイクルフック、Agent Client Protocol(ACP)によるIDE連携が提供されている。 前身となるPython実装のkimi-cliは2026年9月にアーカイブされ、後継としてKimi Codeが案内されている。

背景

自律的にコードを変更するエージェントが普及する中、Moonshot AIは自社モデルのKimiを実作業に用いる基盤として、端末上で完結する作業環境を整えた。 初版はPython実装のkimi-cliで、2025年10月に公開された。機能拡張が続く中で、2026年5月にはTypeScript実装のKimi Codeが後継として公開され、単一バイナリでの配布、専用のTUI、MCPとスキルのマーケットプレイスを備えた。 旧kimi-cliは2026年9月にアーカイブされ、以降の更新はKimi Codeに集約されている。

歴史

2025年10月: Moonshot AIがPython実装のCLI「kimi-cli」を公開。 2026年5月: TypeScript実装の「Kimi Code」を公開。単一バイナリ配布、専用TUI、MCPとスキルのマーケットプレイスに対応する。 2026年9月: 旧kimi-cliをアーカイブし、後継をKimi Codeへ一本化した。

アーキテクチャ

Kimi CodeはTypeScriptで実装された単一バイナリとして配布され、TUIはearendil-worksのpi-monoに含まれるpi-tuiコンポーネントを土台にしている。 MCPサーバー・スキル・データソースをマーケットプレイスや任意のGitHubリポジトリから導入でき、coder・explore・planのサブエージェントを隔離されたコンテキストで起動して並列に作業させることができる。 ライフサイクルフックで、危険なツール呼び出しの許可判定や決定の記録、通知の送信などをローカルのコマンドで差し替えられる。 Agent Client Protocol(ACP)にも対応しており、kimi acpサブコマンドを起動すると、IDE側からこのセッションを操作できる。

ワークフロー

インストールスクリプトで導入し、起動後の /login でKimi Code OAuthかMoonshot AIのOpen Platform APIキーを登録する。 使用するモデルは /model コマンドで切り替える。Kimi K3を使う場合は同コマンドでkimi-k3を選ぶ。 IDEからは kimi acp サブコマンドでACPをやり取りし、ZedやJetBrainsのAgentパネルから同じセッションを操作できる。 スキルやMCPサーバー、データソースはマーケットプレイスまたは任意のGitHubリポジトリから導入できる。

コード例

インストールする

curl -fsSL https://code.kimi.com/kimi-code/install.sh | bash

ZedからACP経由で接続する設定

{
  "agent_servers": {
    "Kimi Code CLI": {
      "type": "custom",
      "command": "kimi",
      "args": ["acp"],
      "env": {}
    }
  }
}

セッションを起動してモデルを切り替える

cd your-project
kimi
# 起動後 /model で kimi-k3 を選択する

利点

  • MITライセンスで公開されており、商用利用や二次利用に制約がない
  • Node.jsを事前に入れる必要がなく、インストールスクリプト1行で単一バイナリとして導入できる
  • MCPサーバー・スキル・データソースのマーケットプレイスを標準で備えており、エージェントの機能を拡張しやすい
  • ACPに対応しており、ZedやJetBrainsなど複数のIDEから同じセッションを操作できる
  • サブエージェントとライフサイクルフックが標準で提供され、作業の分担や自動判定を差し込みやすい

欠点

  • Kimi Code OAuthまたはMoonshot AIのOpen Platform APIキーによる認証が必要で、認証を通さないとモデルを利用できない
  • GUIを持たないため、ターミナル操作に不慣れな利用者には学習コストがかかる
  • 旧実装のkimi-cliは2026年9月にアーカイブされており、既存のスクリプトや手順をそのまま引き継ぐことはできない
  • 提供元がMoonshot AIに依存しており、料金プランやモデル提供の変化に左右される

比較

  • コーディングエージェント — Kimi CodeはMoonshot AIが自社モデル向けに開発したオープンソースのターミナル型コーディングエージェントの1つ
  • OpenCode — OpenCodeがクライアント/サーバー型の構成で複数クライアントから同じセッションに接続できるのに対し、Kimi Codeは単一バイナリのTUIが中心の構成で、MCPとスキルのマーケットプレイスを標準で備える
  • Claude Code — Claude CodeがAnthropicの認証とClaudeモデルのみを利用するのに対し、Kimi CodeはKimi Code OAuthまたはMoonshot AIのOpen Platform APIキーを前提とし、互換性のある他プロバイダへの差し替えも可能

関連する用語

OpenCodePiコーディングエージェントTUIClaude CodeツールコーリングMCPサブエージェントKimiCodexGitHub CopilotCline

よくある質問

Kimi Codeは無料で使えるか。

MITライセンスのオープンソースだが、モデルを利用するにはKimi Codeの有料プランへ契約するか、Moonshot AIのOpen Platform APIキーを用意する必要がある。

旧来のkimi-cliは使えるのか。

Python実装のkimi-cliは2026年9月にアーカイブされ、開発が停止した。 公式サイトでもKimi Codeへの移行が案内されており、インストール手順や設定はKimi Codeのドキュメントを参照する。

どのIDEから使えるか。

Agent Client Protocol(ACP)に対応しており、ZedやJetBrains、その他のACPクライアントから kimi acp を介してセッションを操作できる。 IDEに組み込まれた拡張がなくても、MCPサーバーやスキルのマーケットプレイスで機能を足せる。

Kimi以外のモデルでも動くか。

既定ではMoonshot AIのKimiシリーズを利用するが、互換性のある他プロバイダのモデルにも差し替えられる。 Kimi K3を使う場合は /model コマンドで kimi-k3 を選ぶ。

参考文献