Transformerの歴史
自己注意機構(Self-Attention)のみで構成されるTransformerアーキテクチャが2017年に登場して以降、自然言語処理から画像・音声まで広がっていった変遷をたどる。
年表
2017
Googleの研究チームが、再帰・畳み込みを用いず自己注意機構のみでSeq2Seqを実現するTransformerアーキテクチャを提案。機械翻訳タスクで当時の最高性能を達成した。
Google
2018
OpenAIが、Transformerのデコーダ部分を用いた事前学習とタスク別ファインチューニングの枠組みを示すGPT-1を発表。decoder-only Transformerの実用性を示した。
OpenAI
Googleが、Transformerのエンコーダ部分のみを用い、文脈を双方向に参照するBERTを発表。複数のNLPベンチマークで当時の最高性能を達成した。
Google
2020
1750億パラメータのGPT-3が、追加学習なしに少数の例示だけでタスクをこなすfew-shot学習能力を実証し、decoder-only Transformerの大規模化の有効性を示した。
OpenAI
Googleの研究者が、画像をパッチに分割しTransformerへ入力するVision Transformerを発表。CNNに頼らない画像認識の道を開いた。
Google
2022
Stanford大学の研究チームが、GPUのメモリ階層を意識したIOアウェアな実装により、Attention計算を高速化・省メモリ化するFlashAttentionを発表。
Stanford University
関連技術
参考文献
- Research PaperAttention Is All You Need