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OpenAI Agents SDK vs Agent Development Kit

OpenAI Agents SDKは、OpenAIが提供する、エージェント間のハンドオフ機能を備えた軽量なマルチエージェントフレームワーク。Agent Development Kit(ADK)は、Googleが提供する、マルチエージェントシステムの構築・評価・デプロイを行うオープンソースフレームワーク。いずれも比較的新しいベンダー製フレームワークだが、中心概念と統合先のエコシステムが異なる。

OpenAI Agents SDKAgent Development Kit

3行で違いを説明

Comparison Table

ItemOpenAI Agents SDKAgent Development Kit
Purposeエージェント間のハンドオフによる軽量なマルチエージェント構築エージェントの階層的組み合わせによるマルチエージェントシステムの構築・評価・デプロイ
DeveloperOpenAIGoogle
Open Sourceオープンソースオープンソース
中心概念ハンドオフ(エージェント間の処理引き継ぎ)エージェントの階層的な組み合わせ
主な統合先OpenAIのモデル・APIGoogle Cloud・Geminiのエコシステム
評価機能限定的組み込みのEvaluation機能を提供

Architecture

OpenAI Agents SDK

エージェントごとに役割・ツール・指示を定義し、会話の途中で別のエージェントへ処理を引き継ぐハンドオフの仕組みを中心に設計される。実験的フレームワーク「Swarm」を前身とする。

Agent Development Kit

複数のエージェントを階層的に組み合わせる構成を採用し、構築から評価・デプロイまでを一貫してサポートする。Geminiに最適化されているが、他のモデルやフレームワークとの相互運用も意図する。

Feature Comparison

FeatureOpenAI Agents SDKAgent Development Kit
エージェント間のハンドオフ階層的な組み合わせとして実現(ハンドオフは中心概念ではない)
エージェントの階層的な組み合わせ限定的
組み込みの評価(Evaluation)機能
ガードレール・トレーシング等の本番運用機能限定的(発展途上)

Advantages

OpenAI Agents SDK

Agent Development Kit

Disadvantages

OpenAI Agents SDK

  • OpenAI以外のモデルを利用する場合、対応状況の確認が必要になる
  • より複雑な状態管理を要するワークフローには他フレームワークとの組み合わせが必要になる場合がある

Agent Development Kit

  • 最適化の中心はGeminiモデルであり、他モデル利用時には機能差を考慮する必要がある
  • 比較的新しいフレームワークであり、エコシステムや事例が発展途上にある

Best Use Cases

OpenAI Agents SDK

OpenAIのモデル・APIを主軸に、エージェント間の処理引き継ぎを軽量に組み立てたいプロジェクト。

Agent Development Kit

Google Cloud・Geminiのエコシステムを活用しつつ、構築から評価まで一貫した体制でマルチエージェントシステムを開発したいプロジェクト。

Migration

OpenAI Agents SDKからADKへ移行する場合、ハンドオフ単位で設計していた処理フローをエージェントの階層構造として再設計する必要がある。逆方向の場合は、階層構造をハンドオフの連鎖として単純化することになる。

FAQ

OpenAI Agents SDKとADK、どちらを選ぶべき?

OpenAIのモデル・APIを中心に軽量なマルチエージェント構成を組みたい場合はOpenAI Agents SDKが向いている。Google Cloud・Geminiのエコシステムを活用し、評価機能まで含めて一貫した開発体制を求める場合はADKが向いている。

参考文献

関連する比較

AutoGen vs OpenAI Agents SDK

AutoGenはMicrosoft Researchが開発する、複数のAIエージェントの対話を通じてタスクを解決するフレームワーク。OpenAI Agents SDKはOpenAIが提供する、エージェント間のハンドオフ機能を軸にした軽量なマルチエージェントフレームワーク。

AutoGenOpenAI Agents SDK

Semantic Kernel vs OpenAI Agents SDK

Semantic Kernelは、Microsoftが提供する、LLMを既存アプリケーションへ統合するためのオープンソースSDK。マルチエージェントのオーケストレーション機能も備える。OpenAI Agents SDKは、OpenAIが提供する、エージェント間のハンドオフ機能を備えた軽量なマルチエージェントフレームワーク。いずれもベンダー製のマルチエージェント対応SDKだが、設計の包括性と中心概念が異なる。

Semantic KernelOpenAI Agents SDK

LangGraph vs Agent Development Kit

LangGraphは、LangChainのチームが開発した、状態遷移をグラフとして定義し複雑なマルチエージェントアプリケーションを構築するフレームワーク。Agent Development Kit(ADK)は、Googleが提供する、マルチエージェントシステムの構築・評価・デプロイを行うオープンソースフレームワーク。いずれもマルチエージェントシステムの構築を目的とするが、制御方式と統合先のエコシステムが異なる。

LangGraphAgent Development Kit