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エージェント

主要マルチエージェント・オーケストレーションフレームワーク一覧

マルチエージェントフレームワークとは、複数のAIエージェントに役割を分担させ、協調してタスクを遂行させるためのソフトウェア基盤を指す。単一のエージェントに全てを任せるのではなく、リサーチ担当・実装担当・レビュー担当のように役割を分けたエージェントを連携させることで、より複雑なタスクへの対応を狙う。グラフ構造で処理フローを明示的に定義するLangGraph、役割ベースの協調に重点を置くCrewAIエージェント同士の対話を軸にするAutoGenのようなオープンソースプロジェクトに加え、Microsoft・Google・OpenAIといった大手プラットフォーマーも、それぞれSemantic KernelAgent Development KitOpenAI Agents SDKとしてマルチエージェント構築の基盤を提供しており、フレームワーク選定の際の比較対象になっている。

モデル一覧

  1. 1LangGraphLangChain状態遷移をグラフとして定義し、複雑なマルチエージェントアプリケーションを構築するフレームワーク
  2. 2CrewAICrewAI役割を与えた複数のAIエージェントに協調してタスクを遂行させる、Pythonのマルチエージェントフレームワーク
  3. 3AutoGenMicrosoft Research複数のAIエージェントによる対話(カンバセーション)を通じてタスクを協調的に解決する、Microsoft発のフレームワーク
  4. 4Semantic KernelMicrosoftMicrosoftが提供する、LLMを既存アプリケーションへ統合するためのオープンソースSDK。マルチエージェントのオーケストレーション機能も備える
  5. 5Agent Development KitGoogleGoogleが提供する、マルチエージェントシステムの構築・評価・デプロイを行うオープンソースフレームワーク
  6. 6OpenAI Agents SDKOpenAIOpenAIが提供する、エージェント間のハンドオフ機能を備えた軽量なマルチエージェントフレームワーク

モデル比較

項目LangGraphCrewAIAutoGenSemantic KernelAgent Development KitOpenAI Agents SDK
開発元LangChainCrewAIMicrosoft ResearchMicrosoftGoogleOpenAI
初出2024年2023年2023年2023年2025年2025年(前身Swarmは2024年)
協調方式グラフ(ノード・エッジ)による状態遷移役割(ロール)ベースのクルー編成エージェント間の対話(カンバセーション)プラグインベースのオーケストレーションエージェントの階層的な組み合わせエージェント間のハンドオフ
ライセンス形態オープンソースオープンソースオープンソースオープンソースオープンソースオープンソース

年表

2023

複数エージェント間の対話に基づくマルチエージェントフレームワークとして展開された。

Microsoft Research

LLMを既存アプリケーションへ統合するオープンソースSDKとして公開された。

Microsoft

役割ベースのマルチエージェント構築を簡潔に行えるフレームワークとして開発者コミュニティに普及した。

CrewAI

2024

状態を持つ複雑なエージェントアプリケーション構築向けのフレームワークとして展開された。

LangChain

後のOpenAI Agents SDKの前身となった。

OpenAI

2025

エージェント間のハンドオフを軸とした軽量なマルチエージェントフレームワークとして提供された。

OpenAI

マルチエージェントシステムの構築・評価・デプロイを一貫してサポートするフレームワークとして発表された。

Google

関連技術

マルチエージェントAIエージェントオーケストレーターA2Aエージェントメモリ

よくある質問

LangGraphとCrewAI、どちらを選べばよい?

条件分岐やループを伴う複雑な制御フローを明示的に設計したい場合はLangGraphが向く。役割分担したエージェントのチームを比較的簡潔なコードで素早く試作したい場合はCrewAIが向く。

マルチエージェントフレームワークとA2Aプロトコルの関係は?

LangGraphCrewAIAutoGen等のフレームワークは、それぞれの内部で複数のエージェントを協調させる仕組みを提供する。A2A(Agent2Agent)は、こうした異なるフレームワーク・ベンダーで構築されたエージェント同士が連携するための標準プロトコルであり、フレームワーク内部の協調方式とは扱う階層が異なる。

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